想い出は未来の残骸

深夜枠ながら高視聴率をたたき出してるという
「帰ってきた　時効警察」。
今回って
小ネタ部分だけじゃなく、
事件の謎解き部分もかなりしっかり描かれているので、
小ネタ以上にそこが楽しみだったりします。
・・・フツー、そうだって(^^;)。
という事で、感想文です。

今回の事件は
裏社会を牛耳っていた
“闇の帝王”権現三郎が刺殺された事件。
当時内縁の妻で、
ナンバーワンホステスだった吉良深雪が
犯人と目されていたが、
彼女は事件直後から行方不明となっていた。
第一発見者の深雪の娘・綺羅も
ショックから事件当時の記憶を失っていて時効を迎えた
というものでした。

まずは今回の小ネタから。
あざらしのポーチに好反応の十文字さんとか、
それを持ってる、電気屋のご親類の方とか、
警察の屋上で
一人しゃぶしゃぶの霧山くんと
マンガ肉を食らう三日月さんとか、
鬼刑事とカモミールティーとチーズフォンデューとか、
テトラポットの利用法は？とか、
社長とスパイを募集中とか、
威厳＝トレンチコート？とか、
かみ合ってない会話とか、
ナターシャ、めちゃくちゃ綺麗～！とか、
（堀部さん、ステキよ～！）
テーブルマジックと飲み屋芸とか、
マンガに出てくる黒い人とか、
２４時間耐久抽選会とか、
「冗談じゃないよ～」なおばさんとか、
　　↑
これに過剰反応した人は多分、３０代後半？（苦笑）
すさまじく壊れた傘とか、
逃避行は東北か山陰とか、
喜怒哀楽の顔とか、
１０００万のキスに浮かれポンチな霧山くんとか。
あと、
聞かれたくないことを聞かれると酸性の汗をかく？とか、
二日酔いにカラカラはダメとか、
後々出てきそうなネタも、よぉございました。
それと、
今回は名言も多くて、
例えば、
タイトルにも使用させてもらった
「想い出は未来の懺悔」とか、
「心の傷は鉄の錆と同じ」とか。
いつも以上にカッチョイイぞ～、霧山ぁ～！

冒頭にも書きましたが、
今回の謎解きは、
前回には若干あった
事件としての無理やり感が少ないので、
それ単体で見たとしても十分に見応えがあって、
見終わった後に
前回とはまた違う満足感が得られるのがうれしいですね。

カラカラと鳴る音が嫌いな理由を聞いた後、
京極夏彦さんの榎さんが主役のシリーズに
これに近いオチの話があったなぁ～、というのを
思い出しました。