「雫」に流され

約一週間ほどかかりましたが、
京極夏彦さんの「邪魅の雫」、読了いたしました。
結論から言いますと、
・・・面白かった！
「京極堂シリーズ」では
（あくまでも私の中で（苦笑））
間違いなく３本の指ですね。
ちなみにあとの２本は
「魍魎の匣」と「絡新婦の理」です。
これから書くことは
もしかしたらネタバレに当たるかもしれないので、
一応隠します（苦笑）。

今回の「仕掛け」は「絡新婦」に近いですかね？
ただ「絡新婦」と違う所は
意識のもって行き所でしょうか？
犯人は何となく分かったんですが、
その「仕掛け」が
京極堂さんにご教授いただくまで分かりませんでした(^^;)。
脳のシステムは大鷹さん並かもしれん(^^;)。
京極堂さんの登場の仕方は
なんちゅーか、その～、
ギリですよね？（苦笑）
や、カッチョイイ・・・ですよ？
憂いを湛えた榎さんにも萌えました（爆）。

流石にここまで大掛かりな「勘違い」は
そうはないでしょうが、
ただ、
一粒の砂を砂浜の全てだと
一滴の水滴を大海の全てだと
錯覚してしまうことは
誰しも往々にしてあるのではないでしょうか？

関口さんが益田くんに話していた
「お気に入りの鞄」の話が結構好きです。
人は誰でも
「放したくない放せない」、
「お気に入りの鞄」を
一つは持っている。
「お互い様」だと分かっていても
「繋がっていること」に「辛さ」を感じてしまう―――。
そんな関口さんの気持ちが
痛いほど分かる気がします。
それでも私は、
いくら「お気に入りの鞄」が草臥れて、
「繋がっていること」が辛く、重くなろうとも
私の方からはその「鞄」を手放しはしないだろうと思います。
例え
「鞄」の方から手放される日が来ようとも。

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心地よい重み

京極夏彦さんの「京極堂シリーズ」３年ぶりの新作
「邪魅の雫」、入手いたしました。



あ～、この分厚さがたまらん！（爆）
まだ序盤なんですが、
それぞれが榎さんをけちょんけちょんに言う様が
サイコーなんですけど（苦笑）。
一気読みはちょっと無理っぽいので、
ぼちぼちいこうと思います(^^;)。
感想は・・・
読後すぐにＵＰするのは若干厳しいかと（苦笑）。
出来たらやります（爆）。

実写でもいけそう？

京極夏彦さんの「京極堂シリーズ」３年ぶりの新作
「邪魅の雫」が
２６日に発売されるようです。
いや～、待ったね。
前作の「陰摩羅鬼の瑕」が
（あくまでも）私の中では不完全燃焼だったので、
今回の作品に寄せる期待はかなりデカイです（苦笑）。
楽しみだなぁ～。
またあの分厚い本を
時間も忘れて一気読みしちゃうんだろな～(^^;)。

それに関連して・・・って訳でもないでしょうが、
「百器徒然袋　雨・風」が
ラジオドラマとして
ABCラジオ系で
10月8日21時より放送開始のようです。
詳しくはこちら。
これ、実写でもいけそうじゃない？
と言うくらい
キャストが豪華ですね。
個人的には
佐々木蔵之介さんが榎さんを演じる、
というのが嬉しいです。
「百器徒然袋～」では
榎さんのはじけっぷりが
たまらなくキュートなので（苦笑）、
そのあたりをどう演じるのか楽しみです。
密かに、アリキリの石井くん＠益田くんも
私にはツボだったりします（苦笑）。
聞きたいけどな～。
めったに聞かないからなぁ、ラジオ(^^;)。