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すいません、まだまだ引っ張ります(苦笑)。
今回はボイラーさんこと加藤信夫さん編です。
ネタバレまくってます(苦笑)。

長年「宝田グランド」のボイラーの点検をしている(と思しき)
会社の社員、加藤信夫。
担当だったムトウさんの代わりに点検にやって来た。
お笑い好きと言う彼は、
宝田グランドに来られたことを心から喜んでいる。
本当にそれだけ・・・?

あの~、
あまりこちらのブログでは触れてませんが、
実は私、
ヤッシーこと八嶋智人さんの大ファンでもあります。
この舞台をどうしても見たいと思った理由の
大きな要因の一つとして
堺さんとヤッシーがいっぺんに見られるから、
というのがあったんですよ。
故に
スズキさんと一緒にボイラーさんが登場してきた、
それだけで
既に気持ちは第七天国(苦笑)でした。
ただ、
今回の舞台の参考に・・・と、
以前録画してあった
ナイロン100℃の「消失」を見たんですね。
で、その時のヤッシーの格好もつなぎだったので、
暫くヘンな感じでした(^^;)。

最初は単なる
「いろんな面白いことに首を突っ込みたがるお笑い好きの素人」
だと思われたボイラーさん。
奈落から出てきたモッシャンとの出会いで
ボイラーさんの過去が暴かれていきます。
モッシャンをモップで何度も何度も殴り
顔を踏みつけながら泣き笑いの表情を浮かべるボイラーさん。
最終的にとどめを刺さなかったのは、
さっき話した事でさえも覚えていない
モッシャンの変わり果てた姿に
それまで抱えていた怒りの拠り所がなくなって
虚しく感じたから・・・なんでしょうかね?
多分、あのキャラクターたちの中で
一番感情移入しやすかったのは
ボイラーさんだったんじゃないでしょうか?
自分の父親のかつてのギャグを聞きながら
「泣くわ!」と叫んだボイラーさんに
かなりグッと来ました。
私の周りでも泣いてる方いらっしゃいました。
そういえば、
モップを床に激しく叩きつけて折るシーンは
かなりの衝撃らしく、
その後、手を擦ってたんですが・・・。
毎回あれじゃかなり辛そう(^^;)。
それにしてもマスコミは、
コンビ仲が不仲だった、と言う理由だけで
キミオさんを疑ったのでしょう?
もしかしたら、それに付随する
何らかの事実があったのかもしれませんが。
マスコミが勝手に作り上げた「噂」の代償は、
その後の様々な人への影響力を踏まえると、
あまりに大きすぎたのではないでしょうか?
でもなぁ、
私達も日常的に
そういうのに振り回されてる事も事実だし(^^;)。
匿名性が高くなった今のほうがもっと卑劣だな。

橋本さとしさんがパンフで
「血の通った感情の揺れ動きを、
 より生々しくお客さんに伝えたい。
 そうすることでお客さんの胸の奥に
 何らかの残像を残せる役者=「残像役者」になりたい」

語ってらっしゃるのですが、
今回のヤッシーはまさしく
「残像役者」でした。
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